スーツ(シーズン1、第5話)

いよいよマイクは初法廷。おばあちゃんでも勝てるらしい住宅訴訟ですが、なんと負けてしまいました。ルイスはマイクの嘘に気づいているかしら?さっさとハーバードに行ってと思うのは私だけですかね。それと、今回はジェシカの過去が少しだけわかる話です。ハーヴィーについても少し知りたくなってきていますよ。特にクローゼットを。

さて、おさらいをはじめましょう。

ルイスが若いスタッフを集めて、
ハーバードに関連するクイズ大会をしている。
「最古の蔵書は?」
「大統領は何人?」
マイクとアーロンの一騎打ち状態だが、
形勢は常にマイクが一歩リードする感じ。
「四角いピザはどこで買える?」
マイクはぎくり。
「学生なら誰でも知ってる」とルイス。
「俺はバーガー派だった」とマイクは言い訳。

この程度の常識なら、どこかに常識として情報がありそうよね。結果的にはマイクの勝利。褒美として、ありがたいプロボノ案件をもらったわ。

強ばった顔で部屋を出たマイクは、ハーヴィーに
ルイスは自分の学歴詐称に気づいていると話す。
「ハッキングして記録を入れないと」
「大丈夫だ。ルイスが気づくはずがない」

慎重派のルイスに自分たちのような大胆な思考があるはずないと、ハーヴィーは心配していないの

ハーヴィーは、ジェシカが彼女のオフィスで
男と親しそうにしているのを見る。
彼が去ってから部屋に入るハーヴィー。
依頼人だと言うその男、サインツの製薬会社は
不治の病、ALS用の薬を開発したが、
副作用で死者が出ていることで知られている。

「彼は街中の事務所から見放されている。
弁護しても金にならない」
「知ってるわ。結婚していた時期があるから」
ジェシカはこの案件をハーヴィーに渡す。
「君が頼まれたのに、なぜ人に回す」
「彼はコンサルタントのリサと付き合っていて、
その女が私を好ましく思っていないの」

ハーヴィーが用意した結婚祝いをさらっと持って帰ったわ。鉄壁のような女、ジェシカの過去。気になるわね。

マイクはプロボノ案件に取りかかった。
フランクという男性が、大家のカリンスキーが
2年前から家の設備を修理しないと訴える。
床じらみもひどくて眠れないが、亡き両親の
思い出があるため引っ越しはしたくないらしい。

ハーヴィーはサインツ、そしてリサに会う。
彼女は若く、ジェシカとは違うブリンなタイプ。
「ALSは突然発症し3〜5年で死ぬ」とサインツ。
「あなたの薬を飲めばすぐに死ぬ」
「余命を2倍に伸ばせるのよ」とリサは怒る。
「副作用がなければね」

はっきりとものを言うハーヴィーを
サインツは「ジェシカみたいだ」と気に入る。
「俺の方が魅力的だ」とハーヴィー。
「背は低いだろ?」とサインツ。
「ヒールの分だ」

ジェシカ+10cmヒールのルブタン=ハーヴィーなの。彼は声もいいのよね。
訴えた6人には他の病気もある。新薬の開発にかかる時間とコストを考えると、少し和解金を払う必要があるらしいわ。

フランクの家で住居局の人を待つマイクたち。
そこにオーナーが来て、滞納中の家賃を催促。
住める環境ではないと文句を言っても、
「済みたきゃ、家賃を払え」と相手は逆切れ。
立ち退き命令の紙をドアに貼って帰って行く。

オーナーは汚い玄関マットを踏むのを避けたわね。不自然なカットだったわ。

ハーヴィーとの待ち合わせに現れたマイクは、
微妙にスーツがゆるそう。ハーヴィーが言う。
「遅い。それに、それは俺の予備スーツだ」
床じらみ問題があるフランク宅に行ったので、
ハーヴィーの予備スーツに着替えて来たらしい。
「それはスリーピーススーツだぞ。
ベストはどこへやった」

マイクが勝手にスーツを着たことではなく、着こなしていないことを怒るところがさすがだわ。

相手の弁護士、チャーチと会う2人。
和解金に彼は2億5千万ドルという巨額を要求。
飲まないならと、掲載予定の広告案を見せる。
“サインツ製薬 副作用の恐れ”
名誉毀損だとハーヴィーは席を立つ。
「高級スーツを来た極悪人にはつきあえない」
「イタリア製で、サイズもぴったり」

サイズ云々はチャーチはマイクに向けて言ったわね。こんな場面でもハーヴィーは他人のスーツをチェック。チャーチはスーツが持つ高級感を打ち消す男よ。いるわよね、こういう人。

マイクは住居裁判で初めて法廷に立つ。
が、誰でも勝てるはずのケースで負ける。
「期待したが、調べものが合っているな」
と、ルイスにも嫌味を言われてしまう。

いくら凄腕のハーヴィーの法廷を数回見ているとはいえ、初裁判に1人はさみしかったわね?

ハーヴィーは被験者についてリサに詳しく聞く。
プラシーボを使用し、半分以上の人が回復した
ことを調べた映像がある。誤摩化してはいない。

マイクは、相手のチャーチが金目当ての
和解金訴訟を起こす弁護士であることを発見。
しかし、チャーチは薬の承認前、会社が倒産寸前
だったために治験データを改ざんしたと主張。
審理する必要ありとなってしまう。

この回は色がとてもいい。だけど、ドラマの流れがありきたりなのよね。まず失敗、挽回して1エピソードが終了みたいな。それとも裁判っていうのはこういうものなのかしら。

ハーヴィーは依頼人に隠し事をされたために
恥をかかされたとジェシカに怒る。
「そろそろ依頼人を疑う時だ」
サインツはジェシカとの離婚前からリサと
不倫をしていた。だが、ジェシカはお見通し。
嘘はクセになるとハーヴィー。

ジェシカがこの案件に介入することにしたわよ。怖いわ、ジェシカ vs リサの女の対決が。

マイクが負けたことを知ったハーヴィー。
「だって、タナカ弁護士が…」と愚痴るマイクに
「ヴィヴィアン・タナカ?専門は高級物件だ」
大家は住民を追い出し高級分譲に建て替える?
マイクがすべきは同じ境遇の被害者を
たーーくさん集めて和解金を増やすこと。

カリンスキーは複数の物件を分譲に転換して大儲けしてるらしいわ。フランクの隣人にも追い出された人がいるみたい。

マイクはレイチェルを連れて、物件のひとつへ。
マンションを探す若夫婦を装うのね。
物件だけでなく、住人もいいと担当者が勧める。
改装して販売したのは2年前。
少しいる古い住民に話を聞きたいと申し出る。

レイチェルは嫌々してる。彼女はマイクにはちょっとかわいすぎるかもしれないわ。

セントラルパークでサインツと会うジェシカ。
本当はリサとの不倫を知らなかったみたい。
夜、バーで飲むジェシカにハーヴィーが合流。
「グレンフィディックか。うまい」といい男。
サインツが嘘を付いていたのが確定したと思った
ハーヴィーに、ジェシカが事実を告げる。
「彼はALS患者なの」

独身?って、ハーヴィーのプライベートも私は気になるわ。

ジェシカも同席してリサに質問をする。
コンサルタントとして開発に関わった彼女。
承認させるために、肝機能障害が出始めた患者を
治験対象者からはずしたと証言する。

サインツには薬を待つ時間がなかったのね。

ハーヴィー、ジェシカ、サインツは
外部の人間であるリサに罪をかぶせて、
社を守ろうという結論に達する。
だが、リサは刑事罰を問われるかもしれない。

ジェシカは、サインツも原告団に加わることを
提案。会社は負けても和解金で新会社を設立し、
開発を続けることができる。
「あなたも被害者の1人」

ハーヴィーは何かにピンと来たわね。

「マイク、仕事だ。どこにいる。姿が見えたぞ」
電話でマイクを探しながら歩くハーヴィー。
結婚した(!)マイクとレイチェルが
頭を使って追い出された人を15人も集めた。
「みんな、証言してくれる」と喜ぶマイク。
「一晩でやったのか?」
よくやってると褒め、ハーヴィーは去っていく。

なんだかハーヴィーは寂しそうだったわ。でも、ヴィヴィアンに勝つには決定的な証拠が必要とヒントをあげていたの。優しいわね。

オフィスに原告団とチャーチを呼ぶ。
ハーヴィーは新聞広告を出す案を先取り。
実態調査のため出した広告には
被害だけでなく、薬を必要とする声もあった。

隠していることを打ち明けるとジェシカ。
見せた映像にはALSで苦しむサインツ本人の姿。
「不公平です。僕には副作用がない。
実態がわかった今、改善したい」とサインツ。
和解金の代わりに、補償と会社の所有権を与えて
サインツに薬を開発するチャンスを
あげてくれるようお願いする。

やっぱりこの回の色は素敵。すごくキレイ。

和解を喜ぶジェシカとサインツ。
「これからはもう隠し事はなしだ」
ならば、とジェシカは昔彼のジャガーを
傷つけたことを告白する。笑う2人。

相手のご両親に好かれているってうれしいわよね。

マイクは、カリンスキーの豪華な分譲物件へ。
「帰れよ。彼女には勝てない」
「どうかな」とハーヴィーが登場。
「あら、新人に泣きつかれたの?」
「俺は観戦に来ただけだ」
「ヤンキース 対 リトルリーグ戦を?」
ソファに席を取ったハーヴィーは言う。
「ダビデとゴリアテの戦いだよ。俺の好きな話」

例えがお利口さん。

マイクは持参した袋から、フランク宅にあった
古いカーペットを引っ張り出す。彼は虫付きの
カーペットを敷いて住めないようにしていた。
「偽証はまずいぞ」とハーヴィー。
ヴィヴィアンも知らなかった嘘が一杯で呆れ顔。
「さぁ、いくら払ってもらおうか」とマイク。

「ハーヴィーは見てて」がよかったわ。子供がお父さんを制止する感じ。

オフィスに戻ったマイクはルイスの部屋へ。
プロボノ案件に勝ったことを報告するが、
ルイスはそんなものは経歴にならないと言う。
依頼人15人から新たな契約を得て、金額も15倍。
書類を置いて出て行くマイクをルイスは見る。

レイチェルとマイクは結婚ごっこを続ける。
「今年で結婚4年目だよね」とマイク。
「5年目よ。あなたにとっては意味がないのね」
デートをしてお祝いしようと真面目に誘うも、
マイクはレイチェルには断られてしまう。
「同僚とはデートしないの」

第5話はここで幕切れ。

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